ARCION
WEB / PHOTO / MOVIE / SYSTEM
0  /  100
keyboard_arrow_up
keyboard_arrow_down
keyboard_arrow_left
keyboard_arrow_right

積み残しゼロで、出発できます。── アルシオンが開発した撮影機材チェックリストアプリ「ShotCheckPro」

撮影機材は、一点欠けただけで現場が成立しません。だからプロの出発前の確認は、記憶や注意力ではなく、抜けようのない仕組みで行うべきものです。──その仕組みを、iPhoneひとつに載せました。

ShotCheckPro アプリアイコン
ShotCheckPro / arcion Inc.

ShotCheckPro(ショットチェックプロ)は、撮影機材の忘れ物をゼロにするためのチェックリストアプリです。機材一覧から現場ごとの「構成」を組み、ケースに積みながらタップする。残りがゼロになるまで「出発できます」は出ません。写真・映像の撮影を行う私たちアルシオン(arcion Inc.)が、自分たちの現場のために作りました。ダウンロードは無料です。

この記事の結論(3つ)
  • ShotCheckProは、撮影機材の忘れ物をゼロにするための機材専用チェックリストアプリ。無料で、機材登録に制限はない。
  • 機材一覧から現場ごとの「構成」を組み、積みながらタップ。残りがゼロになるまで「出発できます」は出ない。充電・フォーマットの状態まで管理する。
  • 機材一覧と構成はiCloudで同期。スタッフ全員のiPhoneに最新のリストが揃うので、誰が積んでも同じ結果になる。写真・映像を撮るアルシオンが自分たちの現場のために作り、毎週使っている。

ひとつの忘れ物が、一日を止める

同業なら、一度は聞いたことがあるはずです。往復4時間のロケで、三脚のプレートだけ忘れた。ストロボは持ってきたのに、トリガーがない。フル充電したつもりのバッテリーが、実は前の現場で使い切ったままだった。どれも機材の故障ではありません。確認の抜けです。

そして、クライアントにこちらの事情は関係ありません。撮り直しのコストも、信用の損失も、全部こちら持ちです。だから出発前の確認は「気をつける」ではなく、抜けようのない仕組みにしておく必要があります。

チェックリストは、現場に着いてから見るものではない。積み終わった瞬間に「出発できる」と言い切れることが、この道具の仕事。

メモアプリでは、なぜ足りないのか

チェック自体は、メモアプリのチェックリストでもできます。私たちも最初はそうしていました。ただ、現場ごとにリストを書き直すのが面倒で続かない。バッテリー「4本」を1行で管理できない。そして何より、全部にチェックが付いても「出発していい」とは言ってくれない。ShotCheckProは、この3つを解くために作りました。

メモアプリのチェックリストと、何が違うのか
メモ・ToDoアプリ
現場ごとに書き直す
  • 毎回リストをゼロから作る
  • バッテリー「4本」の本数管理ができない
  • 充電済みか・フォーマット済みかは別管理
  • 全部チェックしても「出発していい」とは言ってくれない
ShotCheckPro
機材専用に作ってある
  • 機材一覧から選ぶだけで現場の「構成」ができる
  • 本数で管理(4/4 まで積んだか一目で分かる)
  • 要充電・要フォーマットの印を機材に付けられる
  • 残りがゼロになった瞬間「出発できます」と時刻を記録
図:チェックの手間を減らすのではなく、「忘れ物が起きる構造」そのものを消している。

使い方は3ステップ ── 構成を組む、積む、ゼロを待つ

機材はひとつの一覧にだけ登録します。カメラ、レンズ、バッテリー、ライト、三脚……カテゴリごとに整理された一覧から、その現場に要るものだけを選んで「構成」を作る。カテゴリごとの一括選択で、カメラ周りをまとめて入れることもできます。要らないものは行を左にスワイプすれば構成から外れ、機材一覧からは消えません。

ShotCheckPro の使い方は、3ステップ
01
構成を組む
機材一覧はひとつ。カテゴリごとの一括選択で、その現場に要るものだけを「構成」に入れる。似た現場は前回を複製して差分だけ直す。
02
積みながらタップ
ケースに入れた順に行をタップ。残数が減っていく。並び順は車に積む順にドラッグで揃えられる。
03
ゼロで「出発できます」
残りがゼロになったときだけ緑の帯が出て、出発時刻を記録。構成一覧では準備が終わった現場に「出発可」が付く。

バッテリーは「4/4」のように本数で。要充電・要フォーマットの機材には印が付き、「積んであるが使えない」を防ぐ。機材一覧と構成はiCloudで同期され、スタッフのiPhoneにも同じリストが届く。

図:覚えることはない。積む、タップする、ゼロを待つ。それだけ。
ShotCheckProの「構成に追加」画面(カメラ9点を全選択)と、プロモーション動画の構成画面(残32/38、Nikon Z8バッテリーに要充電の印)
(左)カテゴリごとの一括選択で、カメラ9点をまとめて構成へ。(右)積み込み中の構成。残数が減っていき、要充電のバッテリーには印が付く。

似た内容の現場なら、前の構成を複製して差分だけ直すのが最短です。一覧も構成も、構成の中の機材も、ドラッグで並べ替えられます。実際に車へ積む順に並べておけば、あとは上から順にタップしていくだけ。考えることは残っていません。

「出発できます」が出るまで、出発しない

ケースに入れながら行をタップすると、残数が減っていきます。ゼロになったときにはじめて「積み残しはありません。出発できます。」と表示され、出発時刻が記録されます。構成一覧には、準備が終わった現場に「出発可」、まだの現場には残数が並ぶ。どの現場が手つかずか、ひと目で分かります。

ShotCheckProの商品撮影の構成画面(残0/28、積み残しはありません。出発できます。出発7:00)と、構成一覧画面(商品撮影に出発可、他の現場に残数)
(左)残0/28。「積み残しはありません。出発できます。」の表示と、出発時刻の記録。(右)構成一覧。準備の終わった現場は「出発可」、残りの現場は残数で並ぶ。

もうひとつ、このアプリが他と違うのは「積んであること」と「使えること」を区別することです。充電されていないバッテリーは、ケースに入っていても無いのと同じ。先週の撮影が残ったままのカードも同じです。そうした機材には「要充電」「要フォーマット」の印を付けておけます。バッテリーは「4/4」のように本数で管理するので、3本しか積んでいなければ残数は減りません。

App Store で見る 無料
iPhone(iOS 18 以降)対応 / 買い切り・サブスクなし / 日本語・英語

現場の道具として作ってある

使う場所は、夜のロケバスの荷室や、朝5時の駐車場です。だから画面は黒を基調にし、行は片手で押せる大きさにしました。タップすると手応えが返り、画面を見なくても「入った」と分かります。残数の数字と緑のチェック以外、目に入るものはありません。

電波がなくても動きます。処理は端末の中で完結し、機内モードでも山の中のロケ地でも同じように使えます。独自のサーバーやアカウント登録はなく、分析も広告もありません。入力した機材や構成は、あなたの端末とあなたのiCloudにだけ保存されます。

料金
ダウンロード無料機材登録は無制限構成1つまで無料2つ目以降は買い切り月額なし広告なし
動作環境
iPhone(iOS 18.0+)日本語 / EnglishiCloud同期オフライン動作アカウント登録不要

誰が積んでも、同じ結果になる

機材一覧と構成はiCloudで自動的に同期されます。事務所で構成を組めば、現場に向かうスタッフのiPhoneにも同じリストが届いている。積み込みを誰に任せても、上から順にタップして「出発できます」を出すまで確認する手順は変わりません。経験の差で忘れ物が出る、という構造そのものがなくなります。

機材を買い足したときも、一覧を直すのは一度だけ。全員の端末に最新の一覧が反映され、古いリストで積んでしまうことがありません。

こんな人に

  • ロケの多いフォトグラファー・ビデオグラファー:往復何時間もかかる現場ほど、忘れ物の代償が大きい。
  • ジャンルによって機材が入れ替わる人:商品撮影・ポートレート・建築・動画で構成を分けておけば、毎回考えなくていい。
  • バッテリーやカードを複数本運用している人:本数と充電・フォーマットの状態を、機材ごとに管理できる。
  • アシスタントやスタッフに積み込みを任せる人:iCloudで同期した最新の構成を上から順にタップするだけ。誰が積んでも同じ結果になる。

なぜ、制作会社がアプリを作るのか

アルシオンは、写真・映像・Web・システムをつくる制作会社です。その私たちがアプリを作ったのは、私たち自身が毎週、機材を積んで現場に出る“使う側”だからです。欲しい道具が市場になかったので、受託の合間ではなく、自分たちの製品として作りました。

ShotCheckProは、企画・UI設計・iOS開発・ローカライズ・App Store公開まで、すべてアルシオンが担当しています。現場の困りごとを、実際に使える道具に落とし込む。この工程は、お客様の業務アプリや業務システムでも変わりません。福山・備後でアプリ開発・システム開発をお考えなら、ご相談ください。

まとめ

出発前の5分で、撮影の一日が決まります。ShotCheckProは、その5分を「気をつける」から「仕組みで抜けない」に変えるアプリです。無料で、機材登録に制限はありません。次のロケの前に、機材一覧だけでも入れておいてください。

ShotCheckPro アプリアイコン
ShotCheckPro / arcion Inc.
App Store で見る 無料
iPhone(iOS 18 以降)対応 / 買い切り・サブスクなし / 日本語・英語

よくある質問

QShotCheckProは、どんなアプリですか?
A撮影機材に特化したチェックリストアプリです。カメラ・レンズ・バッテリー・カード・ライトなどを機材一覧に登録し、現場ごとに必要なものだけを選んで「構成」を作ります。ケースに積みながら行をタップすると残数が減り、ゼロになったときだけ「積み残しはありません。出発できます。」と表示されます。iPhone(iOS 18以上)向け、日本語と英語に対応しています。
Qメモアプリのチェックリストと、何が違うのですか?
Aひとつの機材一覧から現場ごとに構成を組み替えられることバッテリーを本数で管理できること要充電・要フォーマットの印を機材に付けられること、そして残りがゼロになった瞬間に「出発できます」と時刻を記録することです。毎回リストを書き直す必要がなく、「積んであるのに使えない」機材をなくせます。
Q料金はかかりますか?
Aダウンロードは無料です。機材の登録は点数無制限。構成は1つまで無料で、2つ目以降を作る場合のみ買い切りの追加購入があります。月額料金(サブスクリプション)も広告もありません。
Q電波のない場所でも使えますか?
A使えます。処理は端末の中で完結し、機内モードでも山の中のロケ地でも同じように動きます。iCloudの同期は電波が戻ったときに行われます。独自のサーバーやアカウント登録はなく、入力した機材や構成はあなたの端末とiCloudにだけ保存されます。分析も広告もありません。
Q複数のカメラマンやアシスタントで使えますか?
A使えます。機材一覧と構成はiCloudで同期されるので、事務所で組んだ構成が、現場に向かうスタッフのiPhoneにもそのまま届きます。積み込みを誰に任せても、上から順にタップして「出発できます」を出すまでの手順は同じです。機材を買い足したときも一覧を直すのは一度だけで、全員の端末に反映されます。
Qなぜ制作会社が、自社でアプリを開発したのですか?
Aアルシオンは写真・映像の撮影を行う制作会社です。遠方のロケでの忘れ物は、そのまま撮影の失敗になります。欲しかったのは機材専用のチェックリストでしたが、市場にちょうどよいものがなかったため、自分たちのために開発し、同じ課題を持つ同業の方にも使っていただけるようApp Storeで公開しました。
Q自社の業務に合わせたアプリやシステムも、依頼できますか?
Aできます。ShotCheckProは、企画・UI設計・iOS開発・App Store公開までをアルシオンが一貫して行ったアプリです。現場の課題を、実際に使える道具に落とし込むところまでを自分たちで経験しているので、お客様の業務アプリや業務システムの開発にも同じ体制で対応します。福山・備後でアプリ開発・システム開発をお考えなら、ご相談ください。
濱本悠世(株式会社アルシオン 代表)
この記事を書いた人
濱本 悠世
株式会社アルシオン 代表 / ディレクター・フォトグラファー

広島県福山市のクリエイティブ制作会社アルシオン代表。信条は「見えない価値の可視化」。クリエイティブの核を写真(Phase One 中判1億画素超)とし、Web・映像・3DCG・グラフィック・システムに波及、開発までを手がける。デザイナー・プログラマーをはじめ、各領域を10年以上深掘りした精鋭が、企業の“根っこ”にある物語を引き出し、採用・受注・ブランディングを“伝わるかたち”に変えます。